雨の空も、切り取るとブルー。
あの空は何を映しているのか。
一緒に見上げた空を今はひとりで見上げている。
記憶に浸りたくはないけど
そんな風に思わざるを得ない。
空と雨音と光りと、私。
私の存在が確かなものだと感じて
生きていることに失望する。
(タレルの部屋にて/2013.9.3.18:12)
雨音が反響して響く。
青がどんどん濃くなる。
わたしはここで一緒に闇に溶けたい。
(タレルの部屋にて/2013.9.3.18:28)
ブルーがどんどん濃くなって、今は紺色の空。
ずっと見上げていると、雨粒が球体で落ちてくるのがみえる。それは一瞬、くるんきらきら---- 。
(保育園のときに紙粘土でつくったペンギンにつけた色と同じブルーだなあ)
あの切り取られた向こうの空は、何を吸い込んで、何を見て、何を憶ってあの色になっているの。
とか なんとか 考えてみたり。そんなうちにもどんもん濃くなって今はくじらみたいな色。
今日は 雨ですので 星はありません。向こうからは鈴虫の声がきこえてきます。
今日の、この時間の、この一瞬の、一瞬一瞬の色。
ここにいる私も、今日の、この時間の、この一瞬一瞬の、私。
(タレルの部屋にて/2013.9.3.18:53)
今日の
暗闇は
まっくろではなく
深い
白んだグレー
私のとっても
好きな色です。
(タレルの部屋にて/2013.9.3.19:15)